概要
消費者庁によると「キリンビバレッジ」は、ミックスジュースのパッケージに大きなメロンのイラストと「まるごと果実感 メロンテイスト果汁100%」などと、大部分がメロンの果汁であるかのような表示をしていた。フルーツの果汁は100%使われていたが、その大半はブドウやリンゴで、メロンの果汁はわずか2%だった。消費者庁は、景品表示法違反にあたると判断し、再発防止などを命じた。
キリンビバレッジは現在販売中の商品は既に表示を変えており、再発防止に努めるとしている。(ANNニュース)
問題点
実際に果汁100%はうそではないが、そのうち”2%”しか入っていないものを『メロンテイスト』と表記し、メロンパッケージで販売していれば誰でも誤解してしまうのは明らかだろう。景品表示法違反にあたるのも無理はないと思う。
ただ、意外とその含有量が2~5%前後でも「〇〇風味」と表記している商品も無いわけではない。バナナソフトやクリーム系にその傾向が多いように感じている(かなり個人的見解)が、今回に関しては他の果汁が殆どを締めている中で”2%”の果物を全面に押し出したのが敗因でしょう。
まとめ
実際にこの商品がを飲んでいる人の中には『2%でもしっかりメロンの味がする』という方も多いので、法事の仕方を工夫すれば良さそうな気もしますがどうなのでしょうか?
ちなみに100%果汁の表記があるジュースについても『完全な100%』ではないものも多いらしく、『濃縮還元』という方法で製造されるパターンも有るようです。
一応還元濃縮についても載せておきます。
還元濃縮とは?
野菜や果物をすり潰して果汁の水分を飛ばし、5〜6倍まで濃縮させます。ペースト状になったものをその状態で冷凍保存。
商品としてボトルに詰めるときに濃縮したペーストに再び水分を加え、還元した製法で作られる飲み物が濃縮還元タイプらしいです。
いかがだったでしょうか?
意外と自分の身の回りにも同じように「割合が思っていたのと違う!」という商品もありそうですね(笑)
皆様のためになれば幸いです。
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